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研究室の特徴
基本対称性研究室では、原子・原子核といった量子多体系の特性を駆使して素粒子の性質を調べ、それによって宇宙の始まり以来の基本対称性の破れを探るという、広大なスケールを研究の対象にしています。
一方で、必要とする装置の規模も小さく、数人で実験を行うことが出来る、テーブルトップ実験でもあります。ここでは各メンバーのアイディアや技術が、実験全体を推し進めるための原動力になります。また、比較的小規模な実験なので、各メンバーが実験全体に主体的に関わることが出来ます。
当研究室は2016年度に発足したばかりで、これから数々の技術開発や物理測定のチャンスがあります。「分野横断的な最先端の実験技術で、新物理探索がしたい」「実験全体を理解し、技術開発も物理測定もやりたい」という皆さん、一緒に基本対称性研究室で研究しませんか?
FPUAは、精密量子計測による基礎物理の研究ネットワークです。FPUAは、素粒子・原子核・原子分子・量子エレクトロニクス分野で研究が進む 高度な「量子技術」を駆使して、物質階層構造を貫いた基礎物理学を生み出し、 素粒子的宇宙像の確立を目指しています。大学・研究機関が連携したネットワークで、 標準理論を超える新物理を探索する革新的技術と新理論の開拓を進め、研究者、大学院生の交流を活発におこなっています。
研究活動案内
現在、covid-19の状況を考慮し、研究室・実験装置の見学は休止していますが、オンライン会議での案内を随時行っています。大学院進学を検討するにあたって、活動内容を詳しく知りたい人は、遠慮なく下記のフォームに入力してコンタクトしてください。
2022年度ガイダンス資料
2020年度ガイダンス資料
大学院入試案内
To be announced ...
日常生活
お昼のコーヒータイムで雑談
実験装置の開発に向けたデザインやシミュレーション
自分たちで開発した装置のテスト・オフライン実験
レーザーを使った原子の分光実験
共同研究者も交えたグループミーティング(~週1回)やセミナー(理論・実験)
時折、本郷キャンパスにてセミナー・研究会
卒業生の進路(2020年以降:東大CNS)
博士進学(XPS:卓越大学院フォトンサイエンスプログラムコース生採用)
参考(2012年〜2019年:東北大学CYRIC)
12名:修士課程修了うち、9名就職:NTTデータ・リコー・日立ハイテック・日亜化学等…うち、3名:博士課程進学・学位取得 (井上学術奨励賞、KEK優秀論文賞等、物理専攻賞等、受賞)・ブリティシュ・コロンビア大学(UBC)・学振PD→東大CNS・PD→理研・超重元素チーム・基礎特研・東工大・博士課程→JSPS特別研究員→理研・基礎特研→東工大・理学部・物理・特任助教(量子エレクトロ二クス)・NEC・量子計算機研究グループ